Z (1969) : Z

『Z』は、1969年のアルジェリア/フランス共同制作映画。1963年に王制下のギリシャで起きた自由主義者グリゴリス・ランブラキス暗殺事件をモデルとしたヴァシリス・ヴァシリコス同名の小説(1966年刊行)を、コスタ=ガヴラス監督が映画化した作品。1970年アカデミー最優秀外国映画賞、1969年カンヌ映画祭審査員特別賞等受賞。
『告白』、『戒厳令』と共にガヴラス監督の「三部作」といわれている。
出演:イヴ・モンタン、イレーネ・パパス、ジャン=ルイ・トランティニャン、ジャック・ペラン

 ・ amazon : Z (1969) / Z

 ・ amazon prime : Z (1969) / Z

 ・ Youtube : Z (1969) / Z

Z (1969) / Z のあらすじ

舞台は、東地中海沿岸に位置する軍事政権下の架空の国。左派を率いる国会議員Z氏が暴漢によって暗殺される。調査に乗り出した予審判事は陰謀を探り出す。

Z (1969) / Z のストーリー

地中海に面した架空のある国で、反政府の勢力が日増しに大きくなっていった。その指導者はZ氏(Y・モンタン)であった。大学教授であり、医学博士であった彼は、党員ではなかったが、正義への情熱に燃える彼の行動は、政府を脅やかしていた。その為、政府は彼の日常に、さまざまに圧力を加えていた。そうしたある日、町で開かれた集会に、演説に向かった彼は、暴漢に襲われ、妻エレーヌ(I・パパス)の到着を前に、息をひきとってしまった。警察と憲兵隊では、自動車事故から起きた脳出血が、彼の死因であると発表。予審判事(J・L・トランティニャン)も事故死と判定し、訴訟を打ち切ろうとしたが、Z氏の友人たち、エール(J・P・ミケル)、マット(B・フレッソン)、ピルゥ(J・ブィーズ)、マニュエル(C・デネール)の証言から、本格的調査に乗り出した。そして、直接の死因が二度の頭部打撲と判明、さっそく運転手のヤゴ(R・サルバトーリ)が逮補された。そして家具師のニック(G・ジェレ)が、ヤゴの犯行を裏づける証言をしたが、その彼も暴漢に襲われ、入院してしまった。判事は調査を急いだ。そして、ニックを取材した新聞記者(J・ペラン)も、判事に協力。やがて、マニュエル、ピルゥ、ヤゴともう一人の運転手ガヤ(M・ボズフィ)が、警察組織の一員らしいことをつきとめた。もはや、政治的な計画殺人の容疑は濃厚であった。ついに、判事は意を決し、警察組織の要人を告訴。だが、この時、七人の重要な証人が突然行方不明になり、それとタイミングをあわせるように当局は、Z氏事件は警察組織とは無関係であると発表した。権力はその無気味な力で事件を闇の中につつみこみ、その混乱に乗じて権力増大をはかった。しかし、古代ギリシャ語の《Z》は象徴している、彼は生きていると。

関連記事

  1. 1960年代のサスペンス映画

  2. Fail-Safe (1964) : 未知への飛行/フェイル・セーフ

  3. The Boston Strangler (1968) : 絞殺魔

  4. The Manchurian Candidate (1962) : 影なき狙撃者

  5. Twisted Nerve (1968) : ツイステッド・ナーブ 密室の恐怖実験

  6. Psycho (1960) : サイコ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。