EXOTICA (1994) / エキゾチカ

エキゾチカ(Exotica)は1994年制作のカナダ映画。アトム・エゴヤン監督の6作目にあたり、日本で公開された初のエゴヤン作品となる。
1994年のカンヌ国際映画祭において、国際批評家賞を受賞した。また、カナダの映画賞であるジニー賞においても8部門を受賞。
トロントにあるナイト・クラブ(ストリップ・バー)「エキゾチカ」のダンサー・クリスティーナと、いつもクリスティーナを指名する客のフランシス、フランシスに嫉妬するクリスティーナの元彼であるDJのエリック、希少動物を密輸しているペットショップのオーナー・トーマスを巡るドラマ。

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EXOTICA (1994) / エキゾチカのあらすじ

ペットショップの店主トーマス(ドン・マッケラー)は、稀少種のコンゴインコの卵を腹にテープてまいて密輸した。空港からのタクシーを相乗りした相手(ピーター・クランツ)がタクシー代の代わりにバレーの切符を二枚渡す。ゲイである彼はその片割れの切符で一夜の相手を探すことができる。税務監査官のフランンス(ブルース・グリーンウッド)は毎夜ナイトクラブ「エキチゾカ」で少女風のダンサー、クリスティナ(ミア・カーシュナー)を指名する。DJのエリック(エリアス・コーティアス)はクリスティナのこととなると嫉妬に我を失い、店主のゾーイ(アルシネー・カーンジャン)を憂慮させる。フランシスは子供もいないのに、姪のトレイシーをベビーシッターとして家に留守番させる。税関がトーマスをマークし、税務監査の名目でフランシスを派遣する。トーマスが一夜を供にした相手が、実は空港でトーマスを監視していた捜査官(デイヴィッド・ヘンブレン)で、コンゴインコの卵を持って姿を消す。フランシスは「エキゾチカ」のトイレで顔を隠したエリックにそそのかされ、つい禁止を破ってクリスティナの身体に触れる。その瞬間を待ち構えていたエリックか彼をたたき出す。フランシスは密輸を見逃すことを条件に、真相究明への協力をトーマスに求める。盗聴マイクを着けたトーマスは「エキゾチカ」でクリスティナと話しあう。エリックは彼にも目をつけてトイレで顔を隠して「クリスティナは俺の元恋人たった」と言う。フランシスは復讐を決意する。彼には最愛の娘を殺され、しかもその殺人容疑をかけられた過去があった。トーマスは「エキゾチカ」でクリスティナの身体に触れるよう命じられる。そうしたらまたエリックが彼を叩きだし、店を出た瞬間なら出入り禁止の自分てもエリックを射殺できるはずだ。トーマスがクリスティナに触れると、彼女はその手を握って戻し、何もなかったように振る舞った。一方店の外では、エリックがフランシスに告白していた。あんたの苦しみは分かっていた。娘さんの遺体を発見したのは自分とクリスティナで、自分はその捜索のときから彼女に恋をしていたのだ、と。幸せいっぱいのフランシスか娘にお土産を抱えて帰宅する。そのベビーシッターの少女は、クリスティナだった。(Movie Walker)

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