Le Salaire De La Peur (1953) : 恐怖の報酬

『恐怖の報酬』 (きょうふのほうしゅう、Le Salaire de la peur 英題: The Wages of Fear)は、1953年制作のフランス映画。中米を舞台に、危険なニトログリセリンを運ぶ仕事を請け負った4人の男達を追うサスペンス映画。監督・脚本:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
第6回カンヌ国際映画祭にてグランプリと男優賞を、第3回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。

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Le Salaire De La Peur (1953) / 恐怖の報酬のあらすじ

ベネズエラの場末の街ラス・ピエドラス。そこは職が無く、食い詰めた移民達が日々何もすることもなく暮らしている。マリオ(イヴ・モンタン)もその一人であった。そこに、ホンジュラスからジョー(シャルル・ヴァネル)がやってきた。マリオとジョーは同じフランス人、意気投合しながら遊んでいた。
そんなある日、500Km先の油田で火事が起きた。石油会社は火を消し止めるためにニトログリセリンを500Km先の現場までトラックで運ぶことに決めた。安全装置のないトラックでニトロを運ぶのは命がけである。そこで街の食い詰め者に2000ドルの報酬で運ばせることにした。
選ばれたのは、マリオ、ジョー、ルイージ(フォルコ・ルリ)、ビンバ(ペーター・ファン・アイク)の4人。彼らは2台のトラックに分かれ、500Km先の目的地に向かう。
道中は洗濯板のような悪路、転回困難な狭路、落石などいろいろな障害が待ち受ける。マリオと組んだジョーは怖じ気づいてしまい、運転はマリオ任せにして、何かあるとすぐに逃げ出す。「何もしないで2000ドルか」となじるマリオに対して、ジョーは「この2000ドルは運転の報酬だけではない、恐怖に対する報酬でもあるのだ」と答える。
彼らは500キロ先の油田に無事たどり着けるか? その後の運命は?

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